猫と関わる仕事13選!持っていると便利な資格とは【働き方ガイド】
専門知識が必要な仕事
猫と関わる仕事の中で、より専門的な仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
国家資格が必要な職種
最も専門性が求められる職種には、2つが挙げられます。
獣医師
獣医師とは、『動物のお医者さん』のことです。
獣医師を目指すには、『獣医学科』のある大学で6年間のプログラムを受講した上で、国家資格を取る必要があります。
動物看護師
動物看護師は、『動物病院で獣医師をサポートする役割』を持つ人のことを指します。
獣医師とは異なり、資格必須という制度になっている訳ではありませんが、資格を取った方が就職しやすいとされています。
動物看護師を目指すには、専門学校や大学などで動物看護学を学んだ上で、『認定動物看護師』または『動物衛生看護師』の資格を取得します。
なお、2023年からは『愛玩動物看護師』という新しい国家資格が制定されます。
就職先は病院だけではない
獣医師や動物看護師は、一般的に動物病院へ就職することが多いですが、選択肢はそれだけではありません。
水族館や動物園、動物保護施設なども就職先として門戸が開かれます。
多岐に渡る専門知識が必要な職種
民間資格を取った方が専門性が広がり、仕事の幅が広がるケースがほとんどです。
- ペットシッター
- ペットトリマー/グルーマー
- アニマルセラピスト
- ブリーダー
- 動物保護施設スタッフ など
これらは資格を持っていることで、より仕事に就きやすくなるだけでなく、専門的なサービスを提供することが可能です。
猫のお世話をする仕事
猫に関わる仕事の中でも、猫好きの方に人気の『猫のお世話をする仕事』にはどのようなものがあるのでしょうか。
ペットシッター
一人暮らしの猫飼いが増えてきていることで、急速に需要が伸びているペットシッター業。
旅行や出張などで家を空ける飼い主さんの代わりに、猫の相手をする仕事です。
ペットシッターとして働くのに資格はマストではありませんが、民間資格や動物関連施設での勤務経験があると就職が有利になります。
ペットトリマー/グルーマー
『長毛猫のグルーミングをする人』のことを指します。
加えて、爪切りや耳掃除などの猫の健康管理もサポートします。
犬ほど需要があるわけではありませんが、最近では夏の熱中症対策のために依頼する飼い主さんも増えています。
専門学校で動物の体の構造から、適切なカットの仕方を学びます。
ペットショップスタッフ
ペットショップにいる動物のお世話をする仕事です。
猫に限った仕事ではありませんが、猫関係の仕事の中では資格不要であり、狙いやすい職種の一つです。
多種類のペットのお世話をしながら、知識や経験を増やすことで、その後の転職にも有利に働くことが多いと考えられています。
猫カフェスタッフ
猫カフェでお客さんと猫の相手をするスタッフも、猫に関わる仕事の初心者には比較的就きやすい仕事です。
ペットショップと異なり、『猫カフェ』では猫に限定してお世話が出来るので、「絶対に猫と関わりたい!」という方におすすめです。
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(写真のネコちゃん・・・nekoyacafeさんのきくちゃん&あめちゃん)
保護猫に関わる仕事
保護猫に関わる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。
保護施設スタッフ
保護猫を預かる施設では、『保健所などから犬や猫を保護し、里親を探すサポート』をしています。
日々のお世話をするだけでなく、里親の元に出しやすいようにコミュニケーションスキルを磨いたり、しつけなども行っています。
保護施設のスタッフになるには、特別な資格は不要なことが多いですが、心に傷を負った動物を相手にする仕事とあって、専門知識を持っているに越したことはありません。
専門学校や通信教育などで知識を蓄えながら、各施設の求人情報を調べましょう。
保護猫カフェスタッフ
少しずつではありますが、『保護猫カフェ』というスタイルのカフェも増えてきました。
里親探し中の猫にも、里親候補の方にもメリットがあり、取り入れる保護施設も増えています。
保護猫カフェには次のようなメリットがあります。
- 猫自身が人に慣れることが出来る
- 狭い空間で猫を保護するのではなく、自由に動き回れる環境で暮らせる
- 里親候補の人と出会える確率が高まる
- 里親候補の人が猫の普段の様子を見ることが出来る など
保護猫カフェスタッフになるには特別な資格はいらないため、猫好きの方の中では競争率の高い仕事です。
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(写真のネコちゃん・・・necoma_officialさんの保護ねこちゃんたち)
猫好きさん必見の資格
猫と関わる仕事に就きたい時に、民間の資格を取っておくと、より有利に働くことができるでしょう。
独学でも学べますが、通信講座などで効率よく資格取得するのがおすすめです。
キャットケアスペシャリスト
猫に特化した資格の中で、一番ポピュラーと言っても過言ではありません。
猫に特化した専門知識を学ぶことはもちろん、アニマルセラピーやペットロスなどのペット全体の学びも含まれています。
ご家庭の猫の世話がしやすくなるだけでなく、猫に関わる仕事やボランティアなどの就職時にも有利になります。
キャットシッター
飼い主の不在期間中に、ご自宅を訪問して猫の相手をする『キャットシッター』は、最近注目されている仕事の一つです。
猫の飼い主さんからすると、猫の相手をしてもらうだけでなく、不在時に自宅に入る必要があるため、依頼先はしっかりとした人に頼みたいものです。
だからこそ、キャットシッターの資格や、そのほか猫に関わる資格を持っていることは、大きなアドバンテージになります。
猫の育て方アドバイザー
「猫を飼ってみたいけど、何を準備したらいいんだろう?どれくらいの費用が掛かるんだろう?」といった、猫初心者の方に対してアドバイスをする仕事です。
猫と人を繋ぐ重要な仕事とあって、ペットショップはもちろんのこと、里親譲渡会などでも活躍できます。
キャットフレンドリーパーソン
『一般社団法人ペット技能検定協会』が実施している検定で、猫好きな人が積極的に挑戦している試験です。
猫の健康管理方法や、不調時の対処法など日々のお世話に役立つ知識から、猫にまつわる文化や思想などの豆知識まで多岐に渡った猫情報を学べます。
猫と一緒にいられる会社もある?
なんと猫のいる職場があるというのです!猫好きの人からしたら羨ましい環境ですが、単純に可愛い猫がいるというだけでなく、多くのメリットも見られるのだとか。
職場に猫がいる会社例
職場に猫がいるとは、いったいどういうことなのでしょうか。
ファーレイ株式会社
システム開発やウェブサイト作成を行うIT企業のファーレイ株式会社は、猫と働ける会社として有名です。
- 9匹の猫が在社
- 愛猫同伴出勤可能
- 保護猫を育てる社員には月5,000円の猫手当支給
- 社員採用時『猫が好き』という要素も重要視 など
オフィスの中では猫が自由に動き回り、会議室やデスクの上を我が物顔で歩いているそうです。
じんわりと暖かいコピー機の上は、人気スポットなのだとか。
マースジャパン
ロイヤルカナンなどのペットフード輸入業を営むマースジャパンも、オフィスが猫仕様になっています。
- 日本猫とアメリカンショートの2匹が在社
- 猫アレルギーの人への配慮からキャットルームも完備
- 会議室にはキャットウォークやキャットドア完備 など
ペットに関するアイテムを多く扱う企業とあって、猫を飼っていない人も飼い主の気持ちが分かるようにという仕掛けだそうです。
職場に猫がいるメリットとは?
猫が職場にいるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
リラックス・リフレッシュできる
ちょっとした休憩時間にぼーっとスマホを眺めるよりも、猫と遊んだ方がリラックス効果に繋がります。
隙間時間に遊んでもらうのを、猫はじっと待っていることでしょう。
コミュニケーションが和らぐ
打ち合わせの時に猫がうろうろしていると、何かと和やかな雰囲気になるでしょう。
社外の人とのコミュニケーションも、スムーズに行えるようです。
商品開発に役に立つ
ペット商品を扱う会社では、新しいアイテムをいち早く『社員』である猫に試してもらい、反応を見ることが出来ます。
オフィスでのんびりしているだけでなく、味見などの仕事にも活躍しています。